連日、ご自宅のお庭剪定の仕事をいただいております。
今日もクロマツの「もみあげ」を中心に作業させていただきました。
混み合ったマツの葉を一枝ずつ手作業で葉の数を整える作業です。
これは僕が個人的に一番、庭木手入れの醍醐味を感じる作業です。
5月くらいに実施する「みどり摘み」(マツの新芽を、これも手作業で摘み取ったり、新しく伸びる枝向きを整えたりする作業です。)と、この「もみあげ」は対で実施し、マツの枝を長期的に密にうつくしくしてゆく作業なのです。
この仕事をしていて何なんですが、「人間の思うままに樹形をイジるなんて、植物に迷惑なハナシだ」なんて自問自答するときがあります。
でも、マツの美を追求する様は、圧倒的に美しいカーブや枝の分岐を見るにつれ「日本人とマツの木の出会いは必然だ!」と感じてしまったり、マツ自身もよろこんでくれているような錯覚を時折覚えてしまうのです。
ダイヒョウ