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思ったよりカンタンで、思ったよりむずかしい。
プランツの水やりや管理はなかなかうまくいかないものです。
(造園の世界では水やり3年という言葉があります)
考えると、もしプランツたちがみんな日本の気候を好むのであれば、プランツはそこいらに
自生しているはずです。
日本と異なる風土からつれてきたプランツたちですから、なかなか気に入ってもらえる環境
づくりはむずかしくて当然です。
プランツたちは無理してがんばって、私たちをたのしませてくれているのです。
そんななかで、時にプランツは思いがけぬ色彩や形状や成長、生命力で私たちに色々な
ことを教えてくれます。
foliageはただおもしろいプランツというだけでなく、私たちの一般的な生活環境で、
ちょっとしたコツをつかめばカンタンに管理(というより共同生活)できるプランツ
たちをあつめています。
ちょっとしたコツ・・・植物は水がだいすきというわけではありません。
私たちとおなじようにノドが渇いたときに水がほしいのです。
コップ1杯飲み干したいときもあれば、半分でいい日もあったり、飲みたくなかったり、
おかわりしたい日もあります。
毎日おなじ時間に、おなじ量だけ飲みたいわけではありません。私たちとおなじです。
「植物もおなじ生き物」とはありきたりの文句ですが、そのことにあらためて気付かされるとき
きっと植物との会話のしかたがわかってくるはずです。
プランツは知らず知らずのうちに管理を通して、思いやりや想像力を育ませてくれます。